転職で業界・職種を変える時の注意点

転職するにあたっては、これまでの経験やスキルを活かすために、同じ業界の同じ職種の別の会社に転職する方法もありますが、心機一転、これまでの経験やスキルを一旦封印し、新しい業界、新しい職種にチャレンジすることも可能です。

本人の適性とやる気があって、志望する企業との相性がよければ、実現できます。

ただ、これは未知へのチャレンジであるだけに、同じ業界の同じ職種に転職しようとするケースとは少し準備や、やるべきことが変わってきます。
今回はそのポイントをいくつか紹介します。

転職したい業界、職種について十分すぎるほど調査する

これは経験のない業界、職種に転職しようとする際には、基本中の基本ですが、志望する業界、職種についてしっかり調べておくことが肝心です。

その業界のトップ企業のこと、トップである所以、そこで志望する職種はどのような仕事をしているのか、といったことから、志望する企業そのものについてもどのような経緯を経て現在に至っているのか、企業の歴史の中で志望する職種はどのような仕事を成し遂げてきたのか、といったことです。

そして、志望する企業、職種のどういった点に魅力を感じ、これまでのスキルをリセットしてまでチャレンジしたいと思ったのかを明確にしておきましょう。

2)これまで自分が培った経験、スキルを分析して十分理解しておく
同じ業界、職種であれば、これまでの経験やスキルが活かせるにも関わらず、まったく異なる業界、職種を選んだ理由を人事は知りたがります。

それを明確に説明するためには、まず、自分の経験スキルを分析し、理解しておかなくてはいけません。
それをリセットしてまで未経験の職種にチャレンジしたいと思った理由も説明しなければならないからです。

これまでの経験、スキルの分析をし、安定性、将来性、やりがいといった項目別に点数をつけていきます。

そしてデメリットが上回ったため、経験とスキルをリセットしてでも新しいことにチャレンジしたい、との熱意を伝えなくてはいけません。

ただ、なんとなく新しいことにチャレンジしてみたかった、では、書類選考にすら通らないでしょう。

異なる業界でも同じ職種なら経験は活かせる

例えば現在、営業職の場合は、転職を希望する業界が違っても、これまで培った営業の経験やスキルを活かすことができます。
これはまったくの未経験よりアドバンテージがあると言えます。

ただ、業界が違えば営業のやり方も違ってきますので、以前の経験がそのまま活用できるわけではないことを踏まえておく必要があります。

未知へのチャレンジは転職しなくても可能

新しいことにチャレンジしたいと考えている場合、転職という方法の他に、異動願いを出すという方法があります。

同じ会社の中で、未経験の職種にチャレンジする機会を探すというわけです。これは転職よりもリスクが少ないと言えます。

新たに部署が新設されたり、人手不足の部署があるといった機会を逃さないためにも、社内での情報収集を怠らないようにしましょう。

転職は必ずしも成功するとは限らないだけに、異動という方法も忘れてはいけません。

どうしても会社を変わって新しいことにチャレンジしたい、という場合でも、いきなりこれまでと全く異なる業界、異なる職種を志望して転職活動をするのはあまりにもリスクが高いと言えます。

もし、頼れる人間関係があればそれも十分に実現可能かもしれませんが、おすすめはできません。

ですので、異なる業界、職種を志望するのではなく、同じ業界の異なる職種か、業界の同じ職種に焦点を絞ることがリスクを減らす方法となってくるでしょう。

転職において、あまりに高いリスクを背負っても、同じ程度の高いリターンが得られる可能性は限りなく低いため、転職に際してはリスクマネジメントも十分に行うことが肝心です。